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専攻講演会

Department Lecture

専攻講演会

Department Lecture

クラスタ型メニーコアを用いた組込みリアルタイムプラットフォームの実現と展望

高度化・複雑化が進む社会システムの課題解決に向けて、自動運転をはじめとした情報技術の創出や、組込みリアルタイムプラットフォーム(時間制約を満たす組込みシステムの基盤)の研究開発が求められている。大容量データのリアルタイム処理が求められる高度化・複雑化に対応するため、エッジ機器での処理が必要である。自動運転などの自律的動作には、環境認識やLiDARの点群処理など様々な処理が必要で、高性能なCPUやGPUが用いられることが多いが、電力消費や熱の問題が懸念される。本講演では、まず自動運転ソフトウェアアーキテクチャと基本機能の解説を行う。次に、組込みリアルタイムプラットフォームの一例として、高性能で低消費電力を実現するクラスタ型(複数のコアをグループ化した)メニーコアを活用した自動運転向けプラットフォームを紹介する。最後に、自動並列化手法を含む将来展望について説明する。