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学生による学科紹介

4年生になると「研究室」に配属されます。
今までは、皆で同じ授業を受け同じ問題を解いてきたのが各人で「自分は何をしよう」と考える初めての経験です。4年の前期に3研究室に仮配属、どの研究室に行こうかじっくり検討、4年の後期は本配属、卒業研究を行います。
そして、大学院に入ると、研究が生活の中心になっていきます。

今井研究室 | 今井浩
短い説明
1. アルゴリズムの設計と解析、特に幾何学的なアルゴリズムとその計算代数への展開、システム解析も含めた離散システム論・最適化
2. このアルゴリズム研究を踏まえて、計算生物学・データベース・地理情報システム・カーナビ・知識発見など新たな分野にインパクトを与えること

今井先生に聞きました

研究室での研究テーマを一言でいえば、情報科学の基礎理論、特にアルゴリズム論、そしてのその先端科学技術への展開ということになります。この分野は、離散数学や他の数学的手法を用いて、アルゴリズムを設計し、問題の解析をする分野です。また、設計したアルゴリズムを実システムに適用してその挙動を明らかにすることも含まれます。具体的には、グラフ・ネットワーク・マトロイドなど組合せ最適化、そして線形計画問題などの問題を含む 離散・連続最適化、幾何図形の問題をアルゴリズムの観点から統一的に研究する計算幾何学、問題の難しさを計算の観点から理論的に解析する 計算量理論、その重要な応用分野である暗号理論などです。また、近年では量子力学を応用した新しい情報科学の分野である量子計算・量子通信に関する研究にも先導して研究を推進しています。量子計算によって古典計算機よりも効率良く問題を解く手法を研究する量子アルゴリズム論、量子状態を利用して安全な通信を実現する 量子暗号理論などで、これについては2000年から10年強のプロジェクトのJST ERATO-SORST Quantum Computation & Information Projectと連携して世界を舞台に活動しています。しかし、これらのことに限るわけではなく、計算に関わることであれば何にでも興味をもって取り組んでいくつもりです。

研究者として研究室のメンバーに期待することは、将来は単名の学術論文が書けてその人の顔が見える研究者になることです。また、それと相反するように思われるかもしれませんが、多くの人と共著の論文が書けることです。ここでの多くの人というのは、研究室内や学科内にとどまらず、世界レベルでの共同研究を意味します。今井研究室では創立当時から海外交流に力を入れており、これまでの実績をさらに拡大する方向で取り組んでいきたいと思います。
河村助教に聞きました
Q1) 今井研の研究の対象は何ですか

アルゴリズム全般を幅広く扱っています。基礎理論にあたる離散数学や計算量理論から、実用的なデータ処理算法や暗号理論、さらに新しい概念である量子計算、量子暗号も対象としています。

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

各学生の興味分野を優先していますので、今井研全体で一つの課題を皆が分担しているということはありません。一方で、研究では様々な強みをもつ学内・学外の専門家どうしの協力は極めて重要です。この分野の現在の大型プロジェクトでは、新学術領域研究「計算限界解明」やERATOの「巨大グラフプロジェクト」があり、今井研のメンバーも連携して研究を進めています。

Q3) 今井先生はどのような方と思いますか

するどい質問をして学生に自分で考える力を付けさせる方だと思います。

Q4) 今井研の特徴は何だと思われますか

幅広い研究分野を扱っているところと,自主的に研究を進める力を養えるところです。

Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか

自分で研究テーマを見つけようとする学生です。また、研究を含めて物事に対して企画力のある学生ですね。

Q6) どのような知識が必要でしょうか

情報科学科で習った基礎知識があれば十分です。研究に必要な情報はその都度集める必要がありますし、それをもとに深く考え抜く力が重要です。

Q7) 演習三の課題を教えていただけますか

研究の最先端の論文を読んで既存の成果を把握するとともに、新たな着眼点での課題への着手を目指して、毎週セミナーをする形で進めます。最近扱った分野の例を挙げると、巨大グラフ上の探索、計算量における乱択の意味、計算量理論と情報論理の融合、幾何アプローチによるアルゴリズム設計、暗号の実装方式と計算量解析、量子対話ゲームの解析など。
河田さん(修士課程一年)に聞きました
Q1) 河田さんの研究の対象はなんでしょうか
道路ネットワークにおける最短路問題のアルゴリズムを研究しています。

Q2) 今井研の特徴は何だと思われますか
細々とした進捗報告などはほとんどないかわりに、個人個人のセミナーが90分と非常に長いことです。準備するのは大変ですが、自分の研究についてしっかりとした話ができ、先生や周りの人からいろいろな指摘をしてもらえるため、研究を進める上で非常に役に立ちます。

Q3) 今井先生はどのような方と思いますか
非常に面倒見がよく、熱心に学生を指導してくださる先生だと思います。

Q4) 今井研にきて、どのような点が良かったでしょうか
みんな仲が良く、他の人といろいろと議論することできる点です。また様々な分野の研究をしている人がいて、他の人の話を聞くことはとても勉強になります。割とスケジュールに縛られずに自由に研究を進められることもよいと思います。