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学生による学科紹介

4年生になると「研究室」に配属されます。
今までは、皆で同じ授業を受け同じ問題を解いてきたのが各人で「自分は何をしよう」と考える初めての経験です。4年の前期に3研究室に仮配属、どの研究室に行こうかじっくり検討、4年の後期は本配属、卒業研究を行います。
そして、大学院に入ると、研究が生活の中心になっていきます。

五十嵐研究室 | 五十嵐健夫教授、坂本大介特任講師
短い説明
コンピュータアプリケーションを使いやすくするためのユーザインタフェースの研究を行っている。特に、

1. コンピュータグラフィクスを手軽に生成・利用できるようなインタラクション手法の研究
2. グラフィカルユーザインタフェースを使いやすくするための研究
3. 実世界で動作するロボットや情報家電のためのインタフェースの研究

などを行っている。
五十嵐先生に聞きました

Q1) 五十嵐研での研究の対象はなんでしょうか?

ユーザインタフェースとコンピュータグラフィクスです。
コンピュータを使いやすくするための技術やコンピュータを利用してビジュアルな表現を行うための技術の研究開発をしています。

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

手書きスケッチで3次元形状を作成したり2次元の絵を直接つかんで動かすことでアニメーションを作成したりする技術、デスクトップアイコンを整理したりスクロールを効率よく行ったりするための技術などの研究しています。

Q3) 五十嵐研の特徴は何だと思われますか?

プロジェクトが動いているというよりも、個々人が自分の興味に基づいて研究をしています。

Q4) 五十嵐研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

自分で頭で考えて自分でものを作り、さらにそれを外に対して発表する経験をすることが重要だと思います。

Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

受身でなく、自分のやりたいことを自分で見つけて研究できる学生に来てほしいです。

Q6) どのような知識が必要でしょうか?

プログラミングはできないと困ります。あと、英語もよく勉強しておいてください。

Q7) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

ユーザインタフェースあるいはインタラクティブコンピュータグラフィクスに関する論文を読んで実装することをしてもらいます。

Q8) 学生さんへのメッセージ

自分が興味をもって一生懸命取り組むことのできるテーマを見つけることがもっとも大切だと思います。そのためにも、視野を広くもって、いろいろと勉強してください。
加藤さん(博士課程三年)に聞きました
Q1) 加藤さんの研究の対象はなんでしょうか
プログラミングのためのユーザインタフェースです。プログラマや、プログラマでない人でも使えるような開発環境を作っています。

Q2) 五十嵐研の特徴は何だと思われますか
学生一人一人が自分のテーマを持って研究を進めています。ユーザがいるシステムは全部ユーザインタフェースの研究対象になりうるので、とても幅が広いです。
あとは、だいたい常に海外からの留学生がいることも特徴かもしれません。海外インターンに行く学生も多く、外向き志向が強いです。

Q3) 五十嵐先生はどのような方と思いますか
研究とは何かを自ら実践して見せる、背中で語るタイプの研究者だと思います。
学生の立場としては、研究テーマを選定し、実装、論文執筆する各プロセスにおいて、何かアウトプットすると的確にフィードバックを下さるので為になります。

Q4) 五十嵐研にきて、どのような点が良かったでしょうか
やりたい研究トピックが見つかって、しかも主体的に進められているので個人的にとても満足しています。
ユーザスタディで自分の作ったシステムについて好評が得られると嬉しいですね。
海外インターンに行くきっかけが得られたのも非常によかったです。
今井研究室 | 今井浩
短い説明
1. アルゴリズムの設計と解析、特に幾何学的なアルゴリズムとその計算代数への展開、システム解析も含めた離散システム論・最適化
2. このアルゴリズム研究を踏まえて、計算生物学・データベース・地理情報システム・カーナビ・知識発見など新たな分野にインパクトを与えること

今井先生に聞きました

研究室での研究テーマを一言でいえば、情報科学の基礎理論、特にアルゴリズム論、そしてのその先端科学技術への展開ということになります。この分野は、離散数学や他の数学的手法を用いて、アルゴリズムを設計し、問題の解析をする分野です。また、設計したアルゴリズムを実システムに適用してその挙動を明らかにすることも含まれます。具体的には、グラフ・ネットワーク・マトロイドなど組合せ最適化、そして線形計画問題などの問題を含む 離散・連続最適化、幾何図形の問題をアルゴリズムの観点から統一的に研究する計算幾何学、問題の難しさを計算の観点から理論的に解析する 計算量理論、その重要な応用分野である暗号理論などです。また、近年では量子力学を応用した新しい情報科学の分野である量子計算・量子通信に関する研究にも先導して研究を推進しています。量子計算によって古典計算機よりも効率良く問題を解く手法を研究する量子アルゴリズム論、量子状態を利用して安全な通信を実現する 量子暗号理論などで、これについては2000年から10年強のプロジェクトのJST ERATO-SORST Quantum Computation & Information Projectと連携して世界を舞台に活動しています。しかし、これらのことに限るわけではなく、計算に関わることであれば何にでも興味をもって取り組んでいくつもりです。

研究者として研究室のメンバーに期待することは、将来は単名の学術論文が書けてその人の顔が見える研究者になることです。また、それと相反するように思われるかもしれませんが、多くの人と共著の論文が書けることです。ここでの多くの人というのは、研究室内や学科内にとどまらず、世界レベルでの共同研究を意味します。今井研究室では創立当時から海外交流に力を入れており、これまでの実績をさらに拡大する方向で取り組んでいきたいと思います。
河村助教に聞きました
Q1) 今井研の研究の対象は何ですか

アルゴリズム全般を幅広く扱っています。基礎理論にあたる離散数学や計算量理論から、実用的なデータ処理算法や暗号理論、さらに新しい概念である量子計算、量子暗号も対象としています。

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

各学生の興味分野を優先していますので、今井研全体で一つの課題を皆が分担しているということはありません。一方で、研究では様々な強みをもつ学内・学外の専門家どうしの協力は極めて重要です。この分野の現在の大型プロジェクトでは、新学術領域研究「計算限界解明」やERATOの「巨大グラフプロジェクト」があり、今井研のメンバーも連携して研究を進めています。

Q3) 今井先生はどのような方と思いますか

するどい質問をして学生に自分で考える力を付けさせる方だと思います。

Q4) 今井研の特徴は何だと思われますか

幅広い研究分野を扱っているところと,自主的に研究を進める力を養えるところです。

Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか

自分で研究テーマを見つけようとする学生です。また、研究を含めて物事に対して企画力のある学生ですね。

Q6) どのような知識が必要でしょうか

情報科学科で習った基礎知識があれば十分です。研究に必要な情報はその都度集める必要がありますし、それをもとに深く考え抜く力が重要です。

Q7) 演習三の課題を教えていただけますか

研究の最先端の論文を読んで既存の成果を把握するとともに、新たな着眼点での課題への着手を目指して、毎週セミナーをする形で進めます。最近扱った分野の例を挙げると、巨大グラフ上の探索、計算量における乱択の意味、計算量理論と情報論理の融合、幾何アプローチによるアルゴリズム設計、暗号の実装方式と計算量解析、量子対話ゲームの解析など。
河田さん(修士課程一年)に聞きました
Q1) 河田さんの研究の対象はなんでしょうか
道路ネットワークにおける最短路問題のアルゴリズムを研究しています。

Q2) 今井研の特徴は何だと思われますか
細々とした進捗報告などはほとんどないかわりに、個人個人のセミナーが90分と非常に長いことです。準備するのは大変ですが、自分の研究についてしっかりとした話ができ、先生や周りの人からいろいろな指摘をしてもらえるため、研究を進める上で非常に役に立ちます。

Q3) 今井先生はどのような方と思いますか
非常に面倒見がよく、熱心に学生を指導してくださる先生だと思います。

Q4) 今井研にきて、どのような点が良かったでしょうか
みんな仲が良く、他の人といろいろと議論することできる点です。また様々な分野の研究をしている人がいて、他の人の話を聞くことはとても勉強になります。割とスケジュールに縛られずに自由に研究を進められることもよいと思います。
小林研究室 | 小林直樹教授、松田一孝助教
短い説明
ソフトウェアおよびプログラミング言語に関する基礎理論と、その応用としてプログラム検証やプログラム変換、新しいプログラミング言語の設計などについて研究を行っています。最近は特にプログラムの自動検証の研究に力をいれています。

小林先生に聞きました
Q1) 小林研の研究の対象は何ですか

ソフトウェアとその基礎理論。基礎理論としては、計算モデルとプログラム意味論、型理論、形式言語とオートマトンなど。

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

「高階モデル検査とその応用」。従来から研究されていたシステム検証手法として「モデル検査」というのがあり、発案者らが2007年のチューリング賞を受賞しています。「高階モデル検査」はそれを拡張・一般化したもので、原理的に可能であることが示されたのが2006年という、ごく新しいシステム検証手法です。2009年に当研究室で現実的な時間で動作するアルゴリズムを世界に先駆けて考案しました。現在、これをさらに改良するとともに、プログラム検証やデータ圧縮などへの応用について研究しています。

Q3) 小林研の特徴は何だと思われますか

理論と実践の両立を目指しているところでしょうか。ソフトウェアに関する理論というのは、数学や論理学などとも結びついて奥が深く、知的興味をそそられて面白いです。しかしそれだけでは自己満足になりがちですので、プログラム検証など、具体的な応用を見据えて研究を進めるのが大事だと思っています。一方で、目先の応用ばかりに目をとられると、小手先の技術に走りがちになり、世の中に革新をもたらすような大きな成果は生まれません。そこで、理論の学術的奥深さとその実社会への応用(といっても数十年後という長期的視野に立ったものですが)を両立すべく研究をしています。上で挙げた高階モデル検査はまさにその具体例の一つで、プログラムの自動検証やデータ圧縮という重要な応用を見据えると同時に、計算モデル(λ計算など)、型理論、形式言語理論、計算量理論など、理論計算機科学の様々な理論を総動員して研究を進めています。

Q4) どのような学生に研究室に来てほしいですか

上で書いた理論と実践の両立に共感し、研究を通して世の中にインパクトを与えようという意欲・野心のある人。

Q5) どのような知識が必要でしょうか

学部レベルのコンピュータサイエンスの素養をきちんと身につけていれば十分で,その他の必要知識は研究室に入ってから学べばよいと思います。
松田助教に聞きました
Q1) 小林研の研究の対象は何ですか

プログラミング言語の基礎理論やその応用についてです.

私は,中でも,プログラム変換や領域特化言語,関数プログミング技術について研究しています.

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

現在,小林研では「高階モデル検査」とその応用についての研究が集中的に行われています.

Q3) 小林先生はどのような方と思いますか

物事に対して常に真剣で,自分にも(他人にも)厳しい方だという印象をもっています.

あと,研究室の外から見るとわかりづらい点としては,とても面倒見がよい方だと思います.
少なくとも小林研では「研究室に入ったはいいが放置される」ってことはないかと.

時間の使い方もうまく,あれだけミーティングや議論の時間を重視しているのに,
自分の研究が進められるというのは見習いたいところです.

Q4) 小林研の特徴は何だと思われますか

「研究をやろう」,特に「世界的に評価されるような研究をやろう」
という空気がしっかりできているところにあると思います.
学生も含めて,みんなが真剣に研究に取り組んでいるので,毎週のゼミはとても刺激的です.

また,今(2013年6月)は,教員二人のほかに博士研究員が三人と,
プロフェッショナルな研究者が五人所属していて,
研究および研究生活を進める上で議論・相談の相手にことかかないので,
研究環境としては充実したものになっていると思います.

Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか

あくまで私個人の意見ですが,「生意気だ」と感じるくらい元気な学生に来てほしく思います.

Q6) どのような知識が必要でしょうか

やる気さえあれば,研究室に入ってから必要なことを学べばそれでよいと思います.

Q7) 演習三の課題を教えていただけますか

それぞれの学生が興味のある研究テーマに対し,
教科書や最近の論文を読んだり,論文のアイデアを実装したりという感じです.
竹井さん(修士課程二年)に聞きました
Q1) 竹井さんの研究の対象はなんでしょうか

人間がソフトウェアを作る際には、プログラムの誤りが生じてしまうことが多々あります。そのような欠陥がないかを自動的に検査する際、対象となるソフトウェアの実行中の状態を把握する必要があります。私の研究では、そのような状態モデルの作成手法を対象として、数理的な方法で改善することを試みています。

Q2) 小林研の特徴は何だと思われますか

学生ごとに個別の週例ミーティングがあり、とても建設的な指導を受けられます。私の場合、先生からいただける提案によって、問題解決の新たな手法を組み立てることができ、そのたびに少しずつ前進しています。

また、いくつかのデモ プロジェクトがあり、組み立てた理論をそれらに組み込んで実践することが多いので、プログラミングの機会
(特に関数型言語で) が多いかもしれません。

Q3) 小林先生はどのような方と思いますか

さまざまな面で、とても効率が良い方だと思います。無駄な時間を使うことを非常に嫌われるようです。

チョコレートとナッツがお好きです。

Q4) 小林研にきて、どのような点が良かったでしょうか

私はもともとプログラムを組むのが好きで情報科学を志した人間なのですが、その道具たるプログラミング言語についてメタな研究をできることがとても興味深いです。

また、週例ミーティングが良いプレッシャーとなり、自分自身の効率を意識するようになりました。なにより、世界の他のチームも同類の問題を解こうと鎬を削っていることを肌で感じられますので、大学院生として研究のイロハを学ぶには良い環境だと思います。
桑原さん(修士課程一年)に聞きました
Q1) 桑原さんの研究の対象はなんでしょうか
高階関数型プログラムの停止性を自動で検証する手法について研究しています。

Q2) 小林研の特徴は何だと思われますか
まず扱っている分野については、
かなり抽象度の高い、いわば「数学」色が強い議論で研究が進んでいくにもかかわらず、
言語の性質やプログラムの検証など、研究成果が「コンピュータ科学」としての性質を色濃く持っているのが特徴だと思っていて、
数学的・論理学的な理論が実際にプログラミングの技術として応用されていくのを実感できる研究室だと思っています。

あとは研究室の雰囲気ですが、
毎日のように研究室の中央にあるホワイトボードで研究室のメンバーで議論が交されていたりと、
まだ人は少ないながらもそういった「研究に対する熱意」を持った人間が集まっていることが感じられる環境です。

Q3) 小林先生はどのような方と思いますか
かなり仕事熱心な性格を持っている方だと感じています。
またとても面倒見がいい方で、卒業研究のときには細かく指導していただきました。

Q4) 小林研にきて、どのような点が良かったでしょうか
自分は型や関数型言語といったテーマが好きなので、
そういった分野の最前線の研究に触れられる環境に来られたという点が良かったと思っています。

また、週一回の打ち合せ・ゼミでの進捗報告があったり、
加えて研究室のゼミでは定期的に各メンバーに発表順が回ってきたりもするので、
適度に緊張感があって研究のペースを作りやすい環境であるという点も自分には大きなプラスでした。
須田研究室 | 須田礼仁教授、玉田嘉紀助教
短い説明
須田研究室は,(1) 科学技術計算,(2) 数値計算,(3) 高性能計算という3つのテーマで研究を行っています.
特にマルチコア・メニーコアからスパコンに至る高性能・並列計算に力を入れています.
須田先生にききました

須田研究室は,(1) 科学技術計算,(2) 数値計算,(3) 高性能計算という3つのテーマで研究を行っています.計算科学シミュレーションでは,Science: 対象となる現象を理解する,Modeling: 対象となる現象を数学的なモデルで表現する,Discretization: 連続的なモデルを離散的なモデルで近似する,Algorithm: 離散的な方程式を解くアルゴリズムを定義する,Programming: アルゴリズムをプログラムとして実装する,Hardware: プログラムをハードウェア上で実行する,という6つの要素が必要ですが,このうち,(1) の「科学技術計算」がScience と Modeling, (2) の「数値計算」が Discretization と Algorithm, (3) の「高性能計算」がProgramming とHardwareに対応しています.

なかでも特に力を入れているのが「高性能計算」です.プロセッサはほとんどマルチコアになり,GPUやPhiなどのメニーコアプロセッサも広く使われていますし,スーパーコンピュータは100万コア以上を有しています.これらの多数のプロセッサを使いこなすことで,単一のプロセッサでは実現できない複雑な計算が短時間で実行することが可能になります.このような高性能・並列計算機の利用に向けて,並列アルゴリズム,通信アルゴリズム,スケジューリングアルゴリズム,メモリアクセス最適化などの技術を開発しています.また,これらのアルゴリズムや実装に含まれるパラメタの設定を自動化する「自動チューニング」の研究も行っています.

「数値計算」では,高速・高性能のアルゴリズム開発をしています.例えば,行列計算,高速関数変換,偏微分方程式の高精度解法,分数階微積分,多次元積分などに取り組んできました.学生の興味によって,経済で使われるオプション価格評価のアルゴリズムを取り上げたこともあります.

「科学技術計算」では,物理シミュレーションのほか,バイオインフォマティクスの研究者もいます.遺伝子ネットワークの推定は,遺伝子発現制御を観測データから超並列計算で解き明かす生命のリバースエンジニアリングで,統計科学・機械学習・情報科学の手法を組み合わせて実現します.
玉田助教にききました
Q1) 須田研の研究の対象は何ですか

主なテーマはシミュレーション・高性能計算・数値計算・バイオインフォマティクスです.特に新しいハードウェアを駆使し,いかに高速あるいは省電力で計算させるか,といったところが研究のターゲットになります.

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

外部資金によるものを挙げると,科研費「汎用自動チューニング機構を実現するためのソフトウェア基盤の研究」と JST CREST 「進化的アプローチによる超並列複合システム向け開発環境の創出」が主なところです。また助教の玉田が科研費「システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発」と文科省の「HPCI戦略プログラム 予測する生命科学・医療および創薬基盤」というプロジェクトに関わっています.(2013年度現在)

Q3) 須田先生はどのような方と思いますか

非常に優しい方,というのが第一印象です。その印象は今も変わっていません.

Q4) 須田研の特徴は何だと思われますか

研究テーマを自ら自由に選んで研究できるところだと思います.最新のハードウェアがそろっていますので,それらを活かした研究ができます.英語が標準語なのも特徴のひとつかもしれません.


Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか

どのような学生であっても,上記のテーマに沿った研究で具体的にしたいことを持っていれば,どなたでも良いとおもいます.


Q6) どのような知識が必要でしょうか

知識はいくらでも勉強で身につけられるのでこれといったものは必要ありません.それよりも自分のやりたいことの目標を持ってそれに向かって計算機を使い倒そうとする情熱が一番大事だと思います.


Q7) 演習三の課題を教えていただけますか

演習三では最初に掲げた当研究室のメインテーマであるシミュレーション・高性能計算・数値計算・バイオインフォマティクスの中から自らテーマを選んで勉強をして貰って実装し課題を見つけ解決する,ということをしてもらいます.成功するのが目的ではなく手を動かすことが重要と考えています.ですので失敗することも成果の一つで,面白いテーマを自ら考えて挑戦してみて欲しいと思っています.
竹内さん(博士課程二年)に聞きました
Q1) 竹内さんの研究の対象はなんでしょうか
分数階微積分という非整数階の階数の微積分の数値計算法について研究しています。
これは例えば、1.2階の微分や0.7階の積分などを取り扱う分野で、粘弾性体のシミュレーションや金融工学、カオス理論などで使われています。
私は分数階微積分という分野の中でも特にコンピュータを使って近似的に微積分を計算する手法の開発を行っています

Q2) 須田研の特徴は何だと思われますか
須田研の特徴は、自分の好きな分野を好きなペースで研究できるところだと思います。
須田研究室としては、並列計算、高性能計算などを主な研究課題としていますが、実際にはグラフ理論や折り紙のシミュレーション、
また過去にはコンパイラの研究をしている人などがおり、自分の興味のある分野を研究することが出来ます。

Q3) 須田先生はどのような方と思いますか
優しい先生で、また、寡黙な先生だと思います。口うるさく怒られる先生ではないですが、押し黙られるのも少し怖いです(笑)。
研究の指導についてはとても熱心な先生だと思います。ミーティングはほぼ毎週行われて、突っ込みを入れてくれます。
最近は忙しそうですが、時間の許す限り指導をしてくれます。

Q4) 須田研にきて、どのような点が良かったでしょうか
自分の好きなテーマを研究できる点がやはり良かったです。研究テーマ選びを完全に生徒の自主性に託してくれます。
ただ、そのぶん、やりたいことが全く決まってないという人には大変かもしれません。
また、研究室の雰囲気も平和で自由でストレスフリーでとても過ごしやすいです。研究に集中できる研究室だと思います。
田さん(修士課程二年)にききました
Q1) 田さんの研究の対象はなんでしょうか
今のスーパーコンピュータは、コア数が増える一方でプロセッサーのスビードはあまり上がりません。その結果、計算時間より通信時間の方ますます大きくなります。スーパーコンピュータの性能を出すために、通信回数やまたは通信時間を減らす努力が必要です。行列の数値計算はスーパーコンピュータでは最も重要な計算です。数値的安定と通信回避の並列行列計算アルゴリズムの開発を目指しています。

Q2) 須田研の特徴は何だと思われますか
好きな研究テーマをなんでもやらせてもらえます。須田研のメンバーは並列処理が中心で、機械学習とか、シミュレーションとか、折り紙の研究などをやっています。どんなテーマでも須田先生から必ず指導してもらえます。

Q3) 須田先生はどのような方と思いますか
須田先生はとても優しいです。学生の生活にも親切に手伝ってくれます。

Q4) 須田研にきて、どのような点が良かったでしょうか
マルチコアのサーバーまたは最新のGPUとCPUも一杯あります。スーパーコンピュータも使えます。研究の環境は完璧です。また、先生はとても親切で、研究の見方とか何でも相談できます。 もし並列アルゴリズムに興味があれば、スーパーコンピュータを使いたいなら、大規模計算をやってみたかったら、ぜひ須田研に来ていただきたいです。
蓮尾研究室 | 蓮尾一郎講師
短い説明
研究テーマは「計算機システムの数理的意味論」です.情報科学におけるいろいろな現象を数学を使ってモデリングして,本質を明らかにした上で(これが「意味論」),システム検証などへの応用をめざします.使う数学は圏論(category theory),代数学,数理論理学など抽象的なものが多く,応用対象は並列システムや関数型プログラミング,量子計算からハイブリッド・システムまでなんでもありです.
蓮尾先生にききました
Q1) 蓮尾研の研究の対象は何ですか

さっき言った「数理的意味論」なのですが,もっとくだいて言ってみます.まず抽象的な数学の眼(とくに圏論)で情報科学を見渡します.するとときどき,「この本質見切ったり!!」というようなトピックがあるので,抽象的で一般的な(つまり「きれいな」)定式化に落とし込みます.

我々としてはこの時点で既にハッピーなんですが,世間にもハッピーになってもらえるといいなあということで,うまい応用を探しに行きます.特に量子計算やハイブリッド・システムのような,これまでの情報科学の領域を少しはみ出す「新パラダイムが宝の山です(「よくわからないなあ」が,「なんだ本質は同じだったのか」となる).

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか

数学の眼で情報科学を広く見渡して,食いつけるところには何にでも食いつくというスタイルなので,最近食いついたのでこれからしゃぶりつくそうというトピックを挙げます.量子計算のためのプログラミング言語と処理系,ハイブリッド・システムの超準解析による検証,それと余代数・圏論的論理によるシステム検証の新手法開発,といったところでしょうか.それぞれ国内外の大学・企業の協力者と一緒に研究しています.

Q3) 蓮尾研の特徴は何だと思われますか

ええと,ボスとして客観的に見るのはむずかしいので,「こうしたい」というのを書きますね.科学の発展には自由な発想が不可欠なので,上下関係をあまり作らないようにしています.教員も学生も同じ目標に向かう協力者なので,先生が変なこと言ったらちゃんと突っ込める,みたいな.(できてるといいんだけど)

あとは研究室の居住性はちょっと気をつけています.(居住性というのは,住んでいるという意味ではなくて)コーヒーとか,気軽にのめるようにしています.ベッドやソファは置きませんけど.

Q4) どのような学生に研究室に来てほしいですか

「王様のように遊び,大統領のように働く」という言葉を昔どこかで見たので,研究室のスローガンにしています.研究上でも,(抽象数学に)遊び(インパクトある応用のために)働いてほしいし,また,研究とその他の生活を両方充実させることもぜひやってほしいです.

研究者を目指す学生さんには,とにかく食えるようになることを目標に指導します.そういう目標に共感できる学生さん,あるいは「好きなことしかやらないし職とか収入とか全く気にならないが,『そんなんじゃ食えないぞ』とか言われる方が燃える」という学生さん,待ってますね.

Q5) どのような知識が必要でしょうか

知識は必要ありません.数学の本を読む訓練ができているといいです.

Q6) 演習三の課題を教えていただけますか

いくつかの候補から教科書を選んで輪講します.読んで発表するだけではなくて,輪講を盛り上げてみんなでより深い理解に至るためのスキル,つまり理論研究における協働のスキルを身につけることが一つの目標です.
赤崎さん(修士課程一年)にききました
Q1) 赤崎さんの研究の対象はなんでしょうか

論理の言葉を使ってハイブリッドシステムをどうやってうまく記述してその性質を確かめるかということをやっています。 ハイブリッドシステムとは離散的な変化を連続的な変化を両方持っている系のことです。応用としては車や飛行機のような物理的な機械をコンピュータ制御しているようなシステムがあげられます。

制御論の教科書とかだと、システムを微分方程式で書き表して、それが安定であるためにはどうすればよいかとか議論をする。ところが実際にモノを制御しようとプログラムを書いてみると、微分方程式で書けない部分がたくさん出てくる。 状況に応じて処理を切り替えてみたり、そもそもセンサを読み取るタイミングが飛び飛びの時間だったりする。 そういうシステムに対しても上手くそれをモデリングして性質を確かめるための道具が欲しいわけです。そこに論理学のツールが使えるのではないかと。

卒論ではハイブリッドシステムのあるクラスについて、コンピュータのプログラムを読んでやることでシステムのテスト生成問題を解くということをやりました。ここでいう「プログラムを読む」という部分で、Hoare論理という論理学の世界の道具を使っています。



Q2) 蓮尾研の特徴は何だと思われますか

知的好奇心の強い人がたくさん集まっていると思います。

研究室には大きなホワイトボードがあって、輪講の予習をするために使ったりするのですが、書いているとどこからともなく人が寄ってきて「何やってるの?」「ここ何か違わない?」みたいな感じでいつの間にか賑わっています。一人で考えるのも大事ですが、人と話しながら手を動かしながら考えて新しい発見があることもよくありますね。

あとは人数はそれほど多くない研究室ですがそれなりによく人は来ているので、みんなで晩御飯を食べに行ったりしてます。しょうもない話をよくしているのですが、ある日食事の席で「medianとcomedianって双対になるんですかね?」って冗談で言ったら、翌日M2の先輩からA4の紙に図式を書いたものを渡されて、「圏論でcomedian作ったったぞ!」って。楽しいです。

Q3) 蓮尾先生はどのような方と思いますか

個人的には「すげー頼りになるお兄さん」みたいに思っています。

特に学生の健康とか研究環境とかはすごい気を配ってもらってます。

あと、個人ミーティングを開いただいたり、お昼に学生控え室に顔を出してコーヒー飲みに来ていただいたり、学生とのつながりもすごく大切にしている方だと思います。

Q4) 蓮尾研にきて、どのような点が良かったでしょうか

研究環境はよいし、居心地がいいです!

まだM1で卒論書いただけって感じなので、早く自分でも「おおっ」となるような発見をして、その上で改めて「自分の研究について、この研究室に所属していることがこんな風に役立ちました」って喋れるようになればよいのですがっ...!

高橋研究室 | 准教授:高橋 成雄
短い説明
コンピュータビジュアリゼーションの研究. 特に, 複雑現象と 人の視覚特性をモデリングを通した, 高度な画像表現・情報提示技術の研究に力を入れている
高橋先生にききました。


Q1) 高橋研での研究の対象はなんでしょうか?

データに内在する複雑性と人の視覚特性をモデリングを通した,高度なコンピュータビジュアリゼーション(画像表現・情報提示技術)の研究です

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

データに内在する3次元構造の解析と可視化
奥行き手がかり基づく手書き風投影図の生成
事象間関係性の時系列データ補間と可視化
など...

Q3) 高橋研の特徴は何だと思われますか?

研究と遊びと,どちらも一生懸命取り組むこと.研究に必要な実験等を企画する際には,様々な遊びの要素を取り込みながらも成果の上がる企画を立てる必要があり,それが高じて研究と遊びの融合分野(??)を率先して行っている向きもあり...

Q4) 高橋研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

基本的には,学生個々が一人の研究者として対等に意見を交換できるような素養を身につけてもらうこと目指しています.そのため,個々の学生の方の長所を伸ばしつつも,一人で研究を進めることができるオールラウンドな力を身につけてもらえると思います.

Q5) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

当研究室の研究テーマに関し,強い興味・感心をもたれた方であればどなたでも.まずは研究室がどのように活動を進めているかを問い合わせて見てください.

Q6) どのような知識が必要でしょうか?

数理的な考え方の基礎やプログラミングの基礎があると,研究室のプロジェクトに取り掛かりやすいですが,強い意欲・豊かな好奇心を持って課題に取り組んでいただくことが,なによりと考えています.

Q7) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

人の視覚特性を計測するための,物理心理実験の文献調査,及び実験の企画と計測,データ評価を一連の処理を,課題として取り組んでもらっています.実験を企画する際には,被験者が飽きないよう遊びの要素を取り込むことが必要で,楽しんで参加できるような実験の企画を議論することも,1つの目的としています.

Q8) 学生さんへのメッセージ

コンピュータビジュアリゼーションは,情報ビックバンと呼ばれる現代における,サバイバルの道具のひとつになりつつますが,それ自身が,数理アルゴリズムから画像生成技術,さらには人の視覚など,多岐の分野にまたがる新しい融合分野となりつつあります.既存の学問の枠にとらわれない研究を積極的に進めて,新規分野のパイオニアとして活躍してくれる方をお待ちしております.

甲斐大雅(M1, 30期)さんにききました
Q1) あなたの研究の対象はなんでしょうか?
3次元の投影を歪ませることを、人間の視覚特性を考慮に入れながら行う方法です。

Q2) 高橋研の特徴は何だと思われますか?
本郷での人数はあまり多くありませんが、柏にも研究室があり、遠隔ミーティングを行っています。
割とみなさん仲がよいようです。

Q3) 高橋先生はどのような方と思いますか?
とても面倒見の良い方で、いつも丁寧に指導してくださります。
またとてもフレンドリーな方でもあります。実はたまに怖いです。

Q4) 研究室にきて、どのような点が良かったでしょうか?
ほめられることあり叱られることあり、きちんと評価してもらえることでしょうか。
注視点計測機という珍しい装置で遊べるのもなかなかおもしろいです。

Q5) 高橋研について宣伝してください
プログラムが書ける方、いろいろなソフトウェアやハードウェアの扱いに詳しい方など何かしらひとつでも得意なことがあると思える方にぜひ来てほしいです。
数理モデルと人の視覚という両面からのアプローチの研究室ですので、やりたいことはかなり自由にできると思います。

小林潤(m1, 30期)さんにききました
Q1) あなたの研究の対象はなんでしょうか?
コンピュータビジュアリゼーション。
いままでやったこととしては、奥行き情報圧縮、ボリュームデータの整形化(ボリュームデータの可視化時に特徴をとらえやすい用に変調する。)

Q2) 研究プロジェクトに参加していれば、紹介していただけますか?
ボリュームデータ等の多次元データの解析法

Q3) 高橋研の特徴は何だと思われますか?
高橋先生からいろいろと研究に関してサポートがいただけることだと思います。

Q4) 高橋先生はどのような方と思いますか?
学問や研究、また研究室の生徒の指導に非常に情熱を強くもっている方だと思います。

Q5) 高橋研にきて、どのような点が良かったでしょうか?
研究室に入って、右も左もわからない時に研究のテーマを頂けたことが良かったと思います。

Q6) 高橋研について宣伝してください
研究室は柏の複雑理工学と本郷のCSにわかれており、Polycomを使ってミーティング等しております。CSだけではないので、CGやプログラミングの基礎的な勉強会等を開いているため, もちろん本人の努力は必要ですが、あまり知識がなくてもやっていけるように、いろいろとサポートをしてくれる研究室です。

萩谷研究室 | 教授:萩谷 昌己、助教:角谷 良彦、助教:田中 文昭
短い説明
1. 計算機上で演繹的な推論を行うこと、そのための論理体系の研究やソフトウェアの開発
応用として、計算システムの検証、関数プログラムの合成・変換
2. 1とは独立に、生物学との接点の研究を行っている。現在は DNA computing

萩谷先生にききました
萩谷研究室では、論理学をベースとして、新しい計算モデルの提案、各種計算モデルの解析や検証、そのためのツールの設計と実装などを行っています。主としてソフトウェアやプログラミング言語を対象としていますが、電子計算機から成る計算システム以外に、分子系や生物系も研究の対象としており、特に現在は分子コンピューティングの研究も行っています。

以上のような研究の広がりは、「安心・安全」から「あぶない・あやしい」まで、ということができるかもしれません。「安心・安全」とは、記号論理学を背景に、社会の基盤を形成する計算機システムの安全性を保証する技術の研究を行うことを意味します。「あぶない・あやしい」とは、特に計算機のための理論を分子や生物に適用することを意味します。具体的には、分子系や生物系のための計算モデルを探求し、実際に計算能力を持ったDNA分子や大腸菌を作る、といったことを目指しています。

しかし、「安心・安全」と「あぶない・あやしい」が全く別の方向というわけではなくて、そもそも、計算モデルの研究は、新しい計算概念の提案から始まりますが、この段階では「あぶない・あやしい」状況にあるわけです。次に、計算概念の定式化が行われ、計算モデルを反映する形式体系(calculus)が提案されます。そして、形式体系とその論理や意味論/公理系・推論規則が探求され、最終的に、論理の機械化・自動化が行われて、実際的な検証技術へと成熟し、世の中の「安心・安全」に役立つことになります。
角谷助教にききました
Q1) 萩谷研での研究の対象はなんでしょうか?

論理、計算モデル、プログラミング言語、プロトコルなど。

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

特にありませんが、研究テーマによっては産総研やNTTと共同で研究を行うこともあります。

Q3) 萩谷先生はどのような方と思いますか?

優しそうな顔をして、本当に優しい。

Q4) 萩谷研の特徴は何だと思われますか?

何故かセミナーや宴会に見知らぬ人が参加しています。

Q5) 萩谷研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

(お金の許す範囲で)やりたい研究が何でもできます。

Q6) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

研究への意欲がそこそこあるとうれしいです。

Q7) どのような知識が必要でしょうか?

特別な知識は必要ありませんが、論理的に思考する能力が必要です。

Q8) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

教科書や論文の輪読、Javaプログラムの検証など。
田中助教にききました
Q1) 萩谷研の研究の対象はなんでしょうか?


萩谷研での私の研究テーマは,DNA を利用した分子システムの設計と構築です.
もうちょっと具体的に言うと,DNA を上手く設計し組み立てることによって,数十 nm の箱の構築や,ナノスケールの論理回路の構築等を目指して研究を行っています.

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

「分子ダイアル錠とナノケージ」
これは,DNA を折り畳んだ二次元構造体を上手く組み立てることによって,三次元の箱を構築するプロジェクトです.
更に,箱に開閉可能な蓋を取り付けて,pH や 紫外/可視光等の外部入力によって,蓋を開閉する機構も併せて実現します.
これにより,ナノレベルでの物質の輸送を実現することが可能となり,ドラッグデリバリー等への応用が期待されます.

Q3) 萩谷先生はどのような方と思いますか?

DNAコンピューティング等の「あやしい」研究にも積極的に取り組む,非常に好奇心旺盛な方です(ただし,ご本人は「あやしく」ないです).
また,研究・教育の両面で精力的に活動されている,バイタリティ溢れる方だと思います.

Q4) 萩谷研の特徴は何だと思われますか?

何と言っても,コンピュータ科学専攻でありながら,ウェットな実験室を持っていることだと思います.
DNAコンピューティングの分野で,情報系でありながらウェットな実験室を保有しているのは,今や萩谷研だけのはずです.

また,研究室の雰囲気として,学生さんは各自マイペースで自分の興味を持った課題に取り組んでいます.
従って,自分の興味に沿って自由に研究ができるのも,萩谷研究室の大きな特徴だと思います.

Q5) 萩谷研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

上記と被るのですが,学生さんの興味に沿って自由に研究テーマを設定して研究を進めていけることが利点として挙げられます.

また,研究テーマもバラエティに富んでいるため,研究テーマを選定する上での選択肢が多い点も利点として挙げられます.

Q6) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

想像力と創造力に富む学生さんや実験の失敗にもめげずにチャレンジし続ける学生さんに来て頂ければ,万々歳です.

Q7) どのような知識が必要でしょうか?

私が担当する「DNAコンピューティングゼミ」の場合,C言語や Java でプログラミングが出来ることと,英論文誌が読める程度の英語力でしょうか.
化学や生物に関する知識は必須ではありません.

Q8) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?


私が担当する「DNAコンピューティングゼミ」の課題は,

・Nature や Science に載っている関連論文を1本読んで,内容をプレゼンする
・配列設計(Hill Climbing や GA を用いた最適化問題)のプログラム(Java)を書いて,実験結果をプレゼンする
・蛍光分析実験や電気泳動実験等のウェットな実験により,DNA を用いた論理ゲート等の分子システムの挙動を確認し,その結果をプレゼンする

となります.

ただし,萩谷研では複数のゼミの中から一つを選択してもらう形式をとっており,ゼミごとに異なる課題が用意されています.
上記で述べた課題は,私が担当する「DNAコンピューティングゼミ」の課題となります.

平井洋一さん(M1, 30期)にききました
Q1) 萩谷研の研究の対象はなんでしょうか?

論理学も研究しています。

Q1') 「人間は死ぬ」「ソクラテスは人間である」「ソクラテスは死ぬ」ですか?

それは古代以来の普通の論理です。20世紀から変種がたくさん出てきました。
「誰が何を知っていることを彼が知っている」ようなことについて推論できる知識論理を使えば、暗号を正しく使えば悪い人に大事なことを知られないという証明を書けます。

「なにかが起こればいつかはこうなる」ようなことについて推論できる時相論理を使えば、プログラムが要求を受け取ればいつかは返事するという証明を書けます。

コンピュータサイエンスには、
1. プログラムについて何か自動で証明したり、
2. プログラムを、インタフェースに付属の証明だと思ってみてみたり、
という応用が見つかっています。他にもあるかも知れません。

みんなが頑張っているのに解けない問題が、絶対に解けないと言い切って、貴重な人的資源を解放するのも、この分野の大切な役割だと思います。


Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

大人数で研究するメリットというのは、あまり思い当たりません。

最近フランスから来た留学生が、最近博士号を取った先輩の仕事の続きのようなこ
とをしていて、その先輩と、便利に質問したりされたりしています。

あとは悩んだときに、誰でもいいから捕まえて話をすると、頭の中が整頓できま
す。気さくな人ばかりなので、誰かを捕まえるのは非常に簡単です。


Q3) 萩谷先生はどのような方と思いますか?

嬉しそうに黒豆煎餅を買ってくるときはふわふわしているように見えますが、実は鋭くて、ものすごいスピードで物事を転がしていきます。


Q4) 萩谷研の特徴は何だと思われますか?

一匹狼の集まりなので、仲が良いということでしょうか。


Q5) 萩谷研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

世間との微妙な距離感を得られるところだと思います。
積極的に外に出ているときも、ある視点を確保できます。


Q6) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

なにか偏った好みがあるとよいと思います。

・気になることをつきつめるのが好き
・役に立つかわからないことをなんとか役に立てるのが好き
・プログラムや証明の美しさにどうしてもこだわってしまう
・コンピュータにもチェックできる証明が好き
・関係なさそうなものに関係をつけるのが好き
・文化の異なる分野の人とコミュニケーションするのが好き
などなど


Q7) どのような知識が必要でしょうか?

知識はいりません。どうせ新しいことを身に浸みるまで覚えることになります。
疑う力が、数学的な議論を理解するために必要だと思います。


Q8) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

本人のレベルでちょうど楽しめる程度の理論的な文献を読んで発表してもらう、と
いうことが多いです。
平木研究室 | 教授:平木敬、助教:菅原豊、助教:入江 英嗣
短い説明
研究室の基本テーマは計算の高速化であり、ハードウェア、アーキテクチャ、基本ソフトウェア、プログラミング言語、アルゴリズム、アプリケーションなど計算機が関わる全ての側面から、高速化の研究をすすめています。

1. 計算機を非常に多数並列に動作させて高速性を達成する並列分散計算機システム
2. 並列度の高い超並列分散計算システム

平木先生にききました

情報システムの最も大きい特徴は、持続する高速化です。これが次々と新しい世界を現出させます。平木研究室は、今後の情報システムの高速化に貢献することを最も大きな課題と考えています。現時点では、超高速になったネットワークと計算システムをどのように用いて、真に高速な情報環境を築くかが課題と考えています。また、平木研究室では大型のプロジェクトを行う場合に大学院生が直接開発を担当することのないシステムを用いています。従って、研究テーマの選択には大きい幅を持たせることが可能です。

現在ある計算システムはもう、十分に早く、これを著しく上回ることは困難だと、いつも感じることが普通です。しかし、時がたてばいつのまにか、10倍、100倍に性能は上がります。その一部を、自らの手で貢献したいと考える人は平木研にベストマッチしています。
入江助教にききました
Q1) 平木研の研究の対象は何ですか?

コンピュータシステムの高性能化に関することならなんでも。


Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

「GRAPE-DR」プロジェクトが進行中。
カスタムメイドで作成した高性能計算チップと、世界一の高速ネットワーク技術を駆使して、世界に先駆けて2PFLOSシステムを実現します。


Q3) 平木先生はどのような方と思いますか?

明確なビジョン、魅力的なアプローチ、細部まで見逃さない正確さ、研究進行の素早さ、どこをとってもユニークなお人柄。
嗚呼、フロントランナーかくあるべし。


Q4) 平木研の特徴は何だと思われますか?

怪しげな基板やらチップやら人物やら、「ここにしかないモノ」がごろごろ。


Q5) 平木研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

ユニークな方々に囲まれつつ、実装までを含めた最先端の研究。
話のネタに困らない生活が送れます('-'*
部屋の雰囲気は案外まったり。


Q6) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

コンピュータに興味のある人なら、どなたでも楽しめると思います。
贅沢を言えば、美味しいお菓子を作れる人がいると嬉しいなぁ(これ、質問の意図と違いますね、すみません)。


Q7) どのような知識が必要でしょうか?

必要知識は駒場四学期のカリキュラムで網羅していますので心配はありません。
秋葉をうろつく趣味や、端末の前で何かをする趣味はそれなり役に立ちそうです。


Q8) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

今年は、
・intelの最近のCPUアーキテクチャがどうなっているかをレポートする
・高速ネットワークボードの内部ロジックをいじってみる
・PCIxデバイスのデバイスドライバを書いてみる
・コンパイラ最適化の基礎を調べる
等々です。学生さんの興味に合わせて課題決めをしています。
菅原助教にききました
Q1) 平木研での研究の対象はなんでしょうか?

研究室では,コンピュータの処理を高速化する方法をあらゆる角度から研究をしています.
コンピュータが広く使われている現在,科学技術の進歩から日常生活を便利にする事までコンピュータの処理速度に左右されており,その高速化は非常に重要になっています.
Intel や AMDより100倍速いプロセッサを作るにはどうすれば良いか,インターネットからファイルをダウンロードする速さを今の1000倍にするにはどうすれば良いか,例えばこういった問題を今まで研究室では扱ってきました.

Q2) プロジェクトがあれば紹介していただけますか?

Grape-DR というスーパーコンピュータを作るプロジェクトがあります.
1チップで512GFLOPS(1秒間に浮動小数点演算を5120億回できる)の処理速度を持ち,これを多数集積してシステム全体としてPFLOPS(同,1000兆回)台の性能を持つスーパーコンピュータを構築することを最終目標としています.
また,10ギガビット・イーサネット(毎秒100億ビットのデータを転送できる)などの高速ネットワーク上で効率よくデータを転送する方法を研究するプロジェクトがあります.
当研究室でインターネット上におけるデータ転送速度記録をいくつか保持しています.

Q3) 平木先生はどのような方と思いますか?

比較的学生の意向と自主性を重視してくれる方だと思います.特に,多少変わった研究テーマなどでもサポートしてくれると思います.

Q4) 平木研の特徴は何だと思われますか?

研究テーマなど自分の裁量で決められる自由度が大きいことと,実験装置など設備面で恵まれていることが特徴と思います.

Q5) 平木研にくると、学生にとってどのような点が良いでしょうか?

コンピュータシステムに対する深い洞察力が得られ,自分で洗練されたコンピュータシステムを設計・構成する能力がつきます.これだけのスキルが得られるところは日本(おそらく世界でも)限られており,この分野を引っ張っていく人材として活躍することができるでしょう.
事実,研究室を卒業された先輩方の多くが研究機関・企業などで中核的な仕事を任されています.

Q6) どのような学生に研究室に来てほしいですか?

コンピュータが好きな方,難しいことに挑戦する気概を持った方に来てほしいと思います.

Q7) どのような知識が必要でしょうか?

プログラミングの知識はあった方が良いです.特にC言語あたりは少し知っていたほうが良いでしょう.
アセンブリ言語プログラミング,コンピュータの自作,Linuxの運用などの経験があると有利かとは思います.ただし,情報科学科に来るまでこのような経験が無くともすばらしい活躍をしている方も多数いますので,努力しだいとも言えるかと思います.

Q8) 演習3(研究室まわり)の課題を教えていただけますか?

いくつか例を挙げます

・コンパイラを作ったり,既存のコンパイラを改造したりする
・LinuxなどのOSを改造して処理性能を上げる
・GRAPE-DRの基板を使って何か計算をさせる
・高速ネットワーク(10ギガビット・イーサネットなど)上でのデータ転送性能を測る.必要があればチューニングして速度向上を狙う.
・FPGAを使って速いCPUを作ることに挑戦する

※コンパイラ:C言語やJAVAなどで書かれたプログラムをCPUが理解できる命令列(機械語)に変換するソフトウェア
※FPGA:中身の回路を電気的に書き換えられるLSI.
色々なロジックを流し込んでテストできるので研究用途には最適

谷田直輝さん(M1, 30期)にききました
Q1) あなたの研究の対象はなんでしょうか?

- ハードウェアアクセラレータ
- 高速なストレージデバイス

Q2) 平木研の特徴は何だと思われますか?

ソフトウェアからハードウェアまでみんな自分の好きなことをやっていて楽しそうです。
コンピュータの好きな人が集まっていて、和気あいあいとした雰囲気です。

Q3) 平木先生はどのような方と思いますか?

「より速いコンピュータ」に対する夢を感じます。

Q4) 平木研にきて、どのような点が良かったでしょうか?

ハードウェア周りの知識や技術も習得することができるところです。また、休憩中に周りの人が詳しい分野について話しているのを聞いているだけで、自分がパワーアップできます。

Q5) その他、なんでも研究室について宣伝してください

コンピュータが好きな人にとってはパラダイスだと思います。