小林研究室 先生アンケート


回答者:小林直樹先生

Q 現在、どのような研究をなさっていらっしゃるのですか?

プログラミング言語についての研究。特に、型システムなど、プログラムを安 全にかつ効率良く実行するための基礎理論の研究に力をいれています。

Q 研究室で行われているプロジェクトについて教えて下さい。

中長期的プロジェクトとしては、並列計算機やネットワークを介してコンピュータが つながった分散環境用の新しい並列/分散プログラミング言語をきちんとした基礎 理論に基づいて設計・実装することです。逐次型言語ではMLという、理論的基盤が しっかりしていてなおかつ実用的な言語がありますが、いわばその並列・分散言語版 を作ることを目指しています。短期的プロジェクトとしては、そのための一ステップ として、デッドロックフリーダムなどの並列プログラムの安全性の保証や効率のよい メモリ管理のための型システム等の研究を行なっています。

Q 所属していらっしゃる研究室ならではの特徴がありましたら、教えて下さい。

研究の特色としては、各問題に対して、アドホックに対処しようとするのではなく、 なるべく理論的に明解で、普遍性・一般性のある解法を追究するところでしょうか。 その意味では数学的な価値観に近いかもしれません。

あとは、教官と学生の年齢が比較的近い(と教官側は思っている)のと研究室の 人数がまだ少ないので、比較的密に学生と接することができる点でしょうか。

Q 研究室を目指す学生にひとことお願い致します。

とにかく研究に対して意欲を持っている人に来てほしいです。パズルや数学の 問題をエレガントに解くのが好きな人に特に向いているかもしれません。

プログラミング言語の研究というと地味なイメージがあるかもしれませんが、 あらゆるソフトウェアに関連があるという点で私自身はソフトウェアの研究の 王道だと思っていますし、実際、非常に奥が深くて研究しがいのある分野だと 思います。

 

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Last updated on 29 May, 1999