ここでは、プロセッサ実験で出てくる基本的な事項について解説します。
「プロセッサ実験」の概略
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情報科学実験2は「コンピュータを 自分達で作ってしまおう!」という実験です。「プロセッサ実験」という別称で呼ばれているのは、プロセッサはコンピュータの頭脳に当たる部分だからです。
でも、作ったコンピュータが、ちゃんと働くのか分からないと お話にならないので、実際に使ってみて、良く出来ているか判断します。
この判断材料となるのが、レイトレーシングという物なのです。(レイトレーシングは、コンピュータグラフィックスの一種です。詳しい説明は、下にあります。) では、レイトレーシングをするには、何が必要なのでしょうか。
それでは、演習に必要な事項について、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。 |
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「プロセッサ(Processor)」とは「Process をするもの」つまり
「(データを)処理するもの」という意味です。「プロセッサ」は
例えば、携帯電話・テレビ・炊飯器、などに入っています。 CPU:Central Processing Unit という称号が与えられています。 有名なものとしては「インテルはいってる」というCMで おなじみ(?)のインテルのペンティアム( ペンティアムのホームページへ)でしょう。 ところでこのCPUっていったい何をしているのでしょう?
最近のコンピュータやゲーム機を見ていると、
CPUは普通の人間には理解できないような計算をしているように思えます。
・・・が、実はCPUのできることは、せいぜい小学生ができる計算だけなのです。 だいたいこんな程度です。 CPUのすごさは、さまざまな計算ができることではなく、 速く計算ができることなのです。 どれくらい速いのでしょうか? 最初にあげたペンティアムの最新版 Pentium は 500MHz で動きます。 500MHz というのは、1秒間に5億回の信号が送られることを意味します。 最近のCPUは1回信号が送られる間に少なくとも2つの計算をするので、 500,000,000 × 2 = 1,000,000,000 = 10億 1秒間に10億回の計算ができることになります。 一つ一つの計算はたいしたことなくても、これだけの速さがあるので、 動画・音・レイトレなど、すごいことができるんですね。 |
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CPUの内部について簡単に説明します。 CPUは複雑な電気回路です。 電気回路は大きく同期式回路と非同期式回路に分けることができます。
現在生産/使用されているCPUはほぼ全て「同期式回路」です。PlayStation も、
SEGA Saturn も、あなたが今使っているコンピュータも、全て「同期式回路」
のCPUを使っています。理由としては、設計が簡単、デバッグがしやすい、
などがあげられるようです。プロセッサ実験で作る回路も同期式です。 さてCPUは、 などの部品が集まっているのですが、それぞれの部品は大きく2つに分けられます。 内部状態を持たない「組み合わせ回路」と、内部状態を持つ「順序回路」です。組み合わせ回路の例としてハーフアダーを考えてみま しょう。 ハーフアダーとは次の式を表す回路です。 この式の意味は、X と Y という2つの2進数を足し、 和が S に 繰り上がりが C になるということです。。変数は2つ(X,Y)なので、全 部で4通り、 それを書き出すと、
この表を元に回路を設計していきます。まず、C を見てみましょう。 C が1になるのは X と Y がともに1になったときです。これを
と表します。and は+や×と同じ演算子で
論理積と呼びます。
と表します。xor は排他的論理和と呼びます。 S = X xor Y |
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コンピューターの頭脳は『プロセッサ』です。人間で言うとプロセッサは
脳とか神経細胞とかに当たります。
「機械語」とはその名の通り「コンピュータがわかる言葉」なのですが、これがまた、とても変な言葉でして、すごくまどろっこしいというか、まわりくどい書き方をしないといけないのです。
「機械語」でないとコンピュータに指示を出せないというのでは、いくら何でもあんまりです。
人間が書いた『おおまかな命令』が、いわゆる『プログラム』です。
また、コンピュータの種類によっても、「機械語」は異なります。 |
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レイトレは、正確には「レイ・トレーシング(ray tracing)」。日本語に翻訳すると「光線追跡法」。コンピュータグラフィックスの技法の一つです。
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「マスを何色で塗ればいいか」という事は、「キャンバスの向こうにある何色の物体が見えるか」という事と同じです。このために必要なものは、物体・色を表す光・そして「目」です。
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さらに、表面が鏡でできた物体(例えば球)も表現できます。その場合は視線の「反射方向」にある物体の色を 球の色に影響させることによって、 出来上がった絵ではあたかも球に他の物体が映っているように見えることになります。 右の絵では、球に床(の模様)が映っていますね。 |
Last updated on 7 May, 1999