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学生による学科紹介

情報科学科生は自分たちのことを「Iser」と呼びます。
Iser はどんな日常を送っているのでしょうか? 授業は? 演習、実験は? 食生活は? アルバイトは?起床就寝時間は? 色々な人に色々な生活を語ってもらいました。

座談会(学部三、四年生) 〜日常生活〜  | 参加者:相馬、濱中、室屋(四年)、片山、丸中(三年)
2014年03月19日
ISの試練、課題
片山:情報科学科に入るとたくさんのプログラミングなどの課題を出されますが、まずその課題について。
丸中:いきなり重い話題から入りますか。
片山:まあ3年の夏は課題が中心の生活といっても過言では無いので…。
丸中:実験という名前で課題が出される。
相馬:実験の説明の拘束時間は実際30分くらい。あとは好きな時間に自分でやる。
室屋:資料にかいてあることを自分でネットで調べてやってたかな。
濱中:うん、だいたいそこから始まる。
丸中:なんか、ネットで調べずに課題をやろうとしてたんですけど…。
室屋:ポリシーとして?
丸中:なんか、チートっぽいのはなんか嫌だったんですね、自分としては。でそれで、頑張ってたんですけど…それが間違いでした。
一同:(笑)
室屋:それじゃ何をみてたの?
丸中:manとか、あとは配られた資料とかだけですね。
片山:僕は逆にネットでもたくさん調べたし、人にもたくさん聞きました。
室屋:そうそう、人にも大分聞いた。
濱中:それが一番正しいというか…。
片山:駒場だとあんまり協力したり、人に聞いたりてあんまり真剣にやってなかったんですけど…。
濱中:まあ、聞かざるを得ないところがあるよね。
濱中:あと最終的にはネットで調べてもできなかったりする。
相馬:調べにくいものとかもあるよね。
室屋:(注1)Curryはひどかった。
でも幸いにして、課題をやるものと調べものをする道具が一緒だから。
丸中:自分的にはシステムプログラミングが1番きつかったですね。
室屋:なんか、各課題でいくつか、大きな山とかがあって。
濱中:そこができないとずっと課題が溜まっていく一方で…。
片山:あと、よくわからないうちに実装させられることが多いですよね。
濱中:次の学期の講義で解説されるということが結構ある。
相馬:とりあえずやってみろみたいな。理論的にはあとからって感じで。
片山:そこら辺は人に聞いたり、調べるしかない。
丸中:自分で手を動かすことを重要視する学科といえるんじゃないかと。
室屋:だから教えてもらったときのありがたみはすごくある。
濱中:ああ、そうなのかあみたいな。
濱中:あと計算量理論とか、理論系の授業でも擬似コードとか作ってみてよとかいうもんね。理論だけじゃなく、実践もちゃんと考える授業が多い。あと、授業の実践を実験でやったり。
室屋:実装してなんぼの空気は少しあるかな。
濱中:ハードウェア関係は授業が先にくることがおおいかな。

注1) 関数論理型プログラミング実験で扱う実験的な関数論理プログラミング言語。
地下の生活
室屋:ハードウェア実験が始まると地下(学生室)に泊まる人が増える。
濱中:少し、設備が少ないのかもね。
片山:情報科学科は夜おそくまで地下に居残ることで有名(?)ですが、泊まる必要まであるんですかね?
丸中:個人差がありますよね。
相馬:俺はあんま泊まってない。泊まるのは嫌だったから。
片山:人数的にはどれくらいでしたか。
室屋:実際はそんなにいないと思う。普段から夜おそくまでいるのは数人くらいだよね。
濱中:それはボードゲームかプログラミングコンテストをやる人たちでしょう。でもハードウェア実験の締め切りの前の日はその倍くらいいる。
片山:僕もハードウェア実験の締め切りのときだけは泊まりましたね。
丸中:僕たちの学年は関数論理型実験の前日が多かったですね。僕たちの学年から提出システムに変わっててちょっとでも遅れたらダメになったんです、これまではメール提出ですこし甘かったのに…。
室屋:私たちの学年もハードウェア実験で締め切りぎりぎりまで課題をやってて締め切りの日の朝にあった小林先生の授業の参加率が低かった。授業が締め切り直前だったから。
片山:僕は同じことが関数論理型プログラミング実験と離散数学の授業で起こりました。
濱中:関数論理型はネットで調べるのが難しかった。あと分量も多い。
室屋:3年夏が1番きつかった。大学に行くたびに課題が増えていくから。
丸中:まあ、課題をみんなで集まってやる場所が確保されていて、1人ひとつ机とかがあって、研究室みたいな場所があるのは他の学科と比べても恵まれていると言えるのではないかと。
濱中:まあ、そこでは何してもいい。
片山:詰まったときに相談できたりとかできるのが1番いいですね。
演習ってどんなの?
片山:では演習についてですが…。
室屋:演習では問題をといて発表しないといけないんだけど、それがやっぱり難しい。
丸中:間違いがあるとTAとかに容赦無く指摘されますからね。
室屋:「なんだその帰納法は」みたいな。
濱中:大概なんか足りない。場合分けが不十分とか限定条件ついてないとか。合っていれば何もないんだけど。
濱中:メンタルは強くなるね。研究室とかいったときに質問とかに対する。
相馬:発表の練習にもなる。
室屋:研究室に行くと、貴重だったことがわかる。
丸中:問題が英語でした。
室屋:4年になると演習3とか、授業とかで論文をたくさん読まないと行けなくなるので慣れるのは大事。
CPU実験、実際は?
室屋:発表直前まで実装してました。
相馬:当日に3rdアーキテクチャが完成するんじゃないかとか思ってました。
濱中:僕の学年はかなりチャレンジングなことをやってる班が多かったね。それで結構ぎりぎりまで高速化を頑張っている人が多かった。
室屋:なんか基板を冷やすと安定して動作するとか言ってやってた人もいた。ギリギリの論理合成だからて。
丸中:僕達の学年はあんまり速い班はいなかったんですよね。学年によって大分雰囲気が変わると思うんですけど…。
片山:全体的にあんまりやる気がなかったですね。
丸中:いろんなモチベーションの人がいるから、それをどう埋め合わせていくかていう、グループワークの大切さとかが分かりましたね。
濱中:班の中でモチベーションが違うと結構不都合が出てくるよね。
室屋:ちょっと忙しくてこれないとその人の仕事が7割方終わっているてこともあった。
しびれを切らして他の人がやっちゃったとか。
濱中:自分の仕事がそれができないと進まないからやっちゃうみたいな。
室屋:自分の仕事がやられてしまった人はまあしょうがないかて諦める。
室屋:まあやりたい人がやれるだけやってたて感じだね。
濱中:1班に一人くらいそうやってやる気ある人がいた。班を回していくような人が。
丸中:僕達の学年は連絡を密にとってなくてうまく行かないことがあって。班員がなにやってるかわからないとか。
濱中:うまく回んなくなったときは連絡をとんないとダメだね。
丸中:それが全体の教訓でしたね。
   消息不明になった人とかが出てしまって。
室屋:グループワークなんて大学ではそうそうやる機会がないし。
   動かないと誰のプログラムにバグがあるのかわからない。
相馬:シュミレータのバグをコンパイラ係が見つけたときもありました。
室屋:それもグループワークかなあ…
濱中:まあこのグループワークは社会で役立つんじゃないかな。
 共同研究とかはまたちょっと違うけど。
丸中:まあでも精神力は付きます。
1ヶ月ずつ3つの研究室を体験する、演習3
片山:演習3では何やるんですか。
濱中:研究室によってかなり変わる。論文読むのはどこも一緒?
室屋:輪講もあった。その分野の教科書とかからみんなでひとつ選んで、毎回担当を決めて読んでいく。
濱中:論文を読んで再現実装を行うのが多かったかな。完全にできなくても基本のアイデアだけでも実装してみる。
相馬:実装系だとそんな感じになるよね。あと輪講じゃなくて、1人ずつ教科書決めて読んでいくのもある。
濱中:輪講なら担当分が進捗で、実装系なら今やっている内容が進捗になるし、教科書も読んだ分が進捗になる。
片山:それは教科書の内容をまとめる感じなんですか。
相馬:まとめるというよりも、この証明面白いからやってみますという感じ。聞いてる側も人によって研究分野違うから、俺が発表する内容を必ずしも知っている訳じゃない。だから習ったことを要約するようにしゃべっても伝わらなかったりするから、ひとつ選んでそれをみっちりやった方が聞いてる側も満足度高い。
濱中:わかるように説明しなかったら意味ないものね、さらっとまとめても。
片山:けっこう研究室内で交流があったりするんですか。
濱中:話聞いてアドバイスしてくれる人がいたり、先生が似たようなことやっている人をちょっと紹介してくれたり。
室屋:あと研究室の中の人たちで喋ってる雰囲気を見ることができてよい。
濱中:研究室の雰囲気をね、それはある。各研究室のだいたいの内容は講義とかで見るからね。
室屋:4年の夏学期は割とそういう講義ばかりじゃない?演習3でいろいろ研究室を見られるのはいいところだよね。
研究生活
室屋:(四年の冬学期から)研究室に入ると変わるよね。課題が投げられてくるわけじゃなくなるし。
濱中:1週間に1度、どうなのっていうのがやってくる。
室屋:だから1週間単位で過ごし方を考える。ある程度の進捗を作っていって話すと、次はこういうことかなみたいに言ってくれたりする。それを自分で見つけるにはまだわからないことが多いから。
濱中:自分で立ち止まっちゃうと辛いことになるよね。
室屋:週1のミーティングでも何でも、よく分からなくなってやることがないなら、自分からちゃんと言わないと。
濱中:そういう時はもう助けてって言わないと。それは大事だと思った。
研究室の雰囲気
濱中:うちの研究室はばらばらでミーティング以外のときはほとんど人がいない。夕方から来たり朝早くから来たり(笑)。でも夜遅くにはもう誰もいない、誰も泊まらない。
室屋:確かに普段から泊まるひとはいない。
濱中:結構地下から変わる。課題漬けの生活からも変わるけど、生活スタイルも1週間単位で長いスパンになるし。
丸中:研究室ごとの雰囲気は教授の雰囲気が一番大きいですか。
濱中:先生がどれくらい研究室に関わってくるかによる。ミーティングのときに来るくらいだったらそんなに影響力ないのかな。あとは学生の空気の方がもしかしたら支配的になるかもしれない。
室屋:教授の部屋と学生室とがあるけど、学生室は学生しかいなくて誰も来ない?
濱中:まあ先生は1時間に1回くらいはふらっと来て、何か必要があれば話すことはあるけど、それくらいかな。ほとんどこないからそんなに支配的ではない。割と学生の方が研究室の雰囲気を作ってる。でもそれは研究室によりけりだよね、きっと。
室屋:うちは先生が日に数回はコーヒーを飲みに来る。学生室にコーヒーの機械と先生こだわりの豆があるから。そういうことがあれば交流が増えるよね。
濱中:うちは秘書室なんだよね、コーヒーのマシンが。だからみんなそこと往復になる。
相馬:学生室には教授はほとんど来ない。助教はずっといるけど。
丸中:そうなんですか。
相馬:助教はまあ3年前くらいまではそこの研究室の学生だった人だから。こっちの方が居心地がいいとか言って、本当は別の部屋があるんだけどそこにいない(笑)。
卒論
室屋:卒論は大変だった?
濱中:大変ではもちろんあったけど、実装にシフトしてたからね。研究と実装は違うよみたいなことを言われた。役に立つことを重要視するか新しいことを重要視するか、という違いがあるらしい。すごく便利でも今までに知っている手法ならそれは研究じゃなくない、って、逆に新規手法でも、性能そんな上がらないなら開発とか実装としてはどうなの、って。
室屋:理論系だと実装のかわりに証明すれば成果がでるみたいなところはある。やりたいことを考えると必要な命題がでてきて、その主張を前に証明ができなくて悩むみたいな。これができれば…!って1週間くらい机の前で悩んでたりして。実装系だと評価が厳しいよね、既存手法に対してどうだとか。
濱中:テストしたり性能を見比べたりとか、何か入るよね。あと、過去にこういうのあるよとか、こっちの方がいいよとか(笑)。仕方ないよね、それは卒論の特権かな。
室屋:平木先生の話にもあったけど、卒論では研究して論文に書いて形にできることが大事だから、基本的にすごいとか新規性とかは多少仕方がない。
丸中:なるほど。
室屋:英語で卒論書くということについては?
濱中:卒論発表でコメントされてたよね。
相馬:英語がひどいって言われたり(笑)。
濱中:日本語だといろいろできるけど英語だと表現が単調になっちゃったりする。
室屋:でも逆にそれでもいいのかな、論文なら。
濱中:事実を簡潔に述べてるんだけどね。でも文章ごとの連結がうまくなかったり、まとまりがわからなくなったり。テキストがいいのがくるからそこは大丈夫だけど、あの論文構成法の。
室屋:あれ良かったよね。
相馬:あー、そうだよね。
丸中:そんなすごいのがもらえるんですか。わくわくする。
相馬:論文の構成とかをだいたい教えてくれる。あと良く使いやすい表現とか間違いやすい表現とか。
室屋:大まかな章の構成ごとに書くべきことを言ってくれるから、自分の卒論と見比べて、あ、これを書くのかって。
濱中:少なくとも何書いていいか分からないということにはならない。先生も時間ないしぜんぶ細かくみてくれるわけじゃないから、テキストがあると自分である程度チェックができる。
研究室生活
室屋:石川研は国際色豊かだよね。
相馬:国際色豊かというよりは日本人が少ない(笑)。ミーティングでも日本人と外国人の割合が半々くらいで、日本語と英語半々くらいで喋ったり。まあ英語使うのはどこの研究室でもだいたいそうだよね。
濱中:うちの研究室は石川研ほどじゃないけど留学生がそこそこいるので、ミーティングは割と英語のみ。まあ研究室の人の配分によるかな。先生も留学生が来てないときは日本語でいいよって言ってたから。
室屋:海外から人が来ると英語になる。今度ゲストが来ますと言われると、よし英語だって覚悟を決める。
相馬:英語怖がってると研究室の選択肢狭まるからね。
濱中:英語全く使わないということはないよね、きっと。
室屋:日常ないところはあるかもしれないけど。場合場合で使わなきゃいけない。
濱中:発表とかね。絶対英語は使えませんって人はいないんじゃない。程度は差はあるけど。
相馬:一回ね、研究室に外国の大学から人がきて、お前発表しろみたいに言われたのが一番怖かった(笑)。「英語ですよね?」「はい」って。急に言われてやったけど、あんまり的を得た発表じゃなかった感じで、途中から教授が説明し始めた。
濱中:でもそうなるよね。英語で、といきなり言われても整理できないし。
室屋:けど避けては通れない。英語で発表くらいはできるようにならなきゃなと思う。
濱中:でも研究室でいろいろ言ってもらえるうちはいいんじゃない。"I don't understand."は辛いけど(笑)。学会とかでできないよりはいい。
相馬:海外インターンとか行く人もいるし。
丸中:4年が楽しみなような楽しみでないような…。
ISを生き抜く
片山:これは来る前にやっといた方がいいよ、みたいなのがあれば何か。
室屋:案外なくてもなんとかなる、という方が収穫な気がするんだよね。
丸中:ぼく実際何にもなかったけどなんとかなりましたし。
片山:確かに、やった方がいいことはいくらでもありますけど、でも別にやらなくても、まあちゃんとよくなる。
濱中:ないなりのフォローはきく。あれば嬉しいものはもちろんたくさんあるけど。
丸中:面倒見がいいような悪いような、よくわからない学科で(笑)。
室屋:講義の内容のとりあわせは面倒見がいいんだけど、それぞれで面倒見がいいかはまた違う。あとはがんばってやってね、みたいな。
片山:でも助けを求めたら全然大丈夫だから、こっちからちゃんといえば大丈夫。実験のTAとかもたくさんいますし、親切ですし。
室屋:あとはまあ学生の間で助け合うと。誰かしらわかる人はいるから。
片山:確かにみんなわかんないことはほぼない。
相馬:それに飛び抜けてすごい人がだいたいいる。だからまあ最終的にはその人に助けを求めれば何とかはなる。
室屋:そのへんを変にこだわって、プライドとか持たなければ。
片山:そういうのを持っていると絶対損しますよね。
相馬:来る前からいろいろやっている人には本当にもう勝てないよね、だから。
濱中:逆に聞ける人が増えたと思えば、それでいいんじゃないかなという気がする。
片山:むしろ先にやっている人がいるから効率よくできる、という風にポジティブに見たほうがいい。
ISへの進学に必要なもの
濱中:別に必修の情報だけでも全然問題はない。入ってきてからで全部片付く。
室屋:駒場の内容を道具として使うことはあるけど。
濱中:それがわかんないと一歩も進めない、ということはないよね。やっときゃよかったとは思うけど(笑)。
相馬:結局IS入ってからが勝負。
濱中:本当に今まで学んできた内容に関係なく、いこうと思えばいける、それは利点かもしれない。入ったらがんばってねみたいな。
室屋:やる気ある学生を求めてます(笑)。やる気だよね最後は。