3年生夏季の授業の説明


離散数学

「離散」とは「連続」の反対語です。
コンピュータは0と1だけで全ての物を表すので、その特性を利用するための専用の数学があります。
グラフ理論や最適化などを扱います。
グラフというのは、点と辺から出来ているもの全体を指す言葉です。
三角形や立方体(の、点と辺)などが含まれます。
最適化というのは、「最も適した状態にすること」です。(そのまま……)
例えば、「どこそこへ行くのに、最も近い道を選ぶ」事などです。


言語処理系論

コンパイラというのは、人間が理解できる「プログラミング言語」を、コンピュータが理解できる「機械語」に直すものです。
この講義では、コンパイラを作るための理論を扱います。
プログラミング言語としては、C言語やパスカルが想定されています。


ハードウェア構成法

ASIC(特定用途向けIC)論理回路設計についての講義です。
論理演算子(AND,OR,NOTなど)を用いてカウンタ加算器を作る方法などを扱います。
また、ハザード(誤動作の原因となるもの)を起こさないためのテクニックも伝授されます。


情報論理

命題論理一階述語論理駒場の「記号論理学」でやります)や 各種証明手続き(命題に矛盾があるかどうか探す方法)を扱います。


オペレーティングシステム

オペレーティングシステムは「基本ソフト」とも呼ばれます。
計算機を効率良く・便利に使えるように基本的なことを処理してくれるソフトです。
この講義では、オペレーティングシステムの機能や構造を扱います。
具体的なトピックスとしては、プロセス(コンピュータの側から見た、仕事の事です。詳しい説明はこちら)・プロセス間の同期(コンピュータに、色んな人が一度に色んな仕事を頼んだ時に、破綻しないための仕組みです)・仮想記憶(コンピュータの記憶容量を、本物より大きく使う為のテクニックです。詳しい説明はこちら)などです。


情報科学演習I

情報数学形式言語理論離散数学の問題演習をします。


情報科学実験I

「実験」とは言っても、白衣を着るような実験ではなく、プログラミングです。月・火・木のそれぞれで、別のことをします。基本的には、説明を受けて(遅くとも3時には終る)、課題が出されます。

月曜日
前半は、ML(Meta Language)というプログラミング言語を習います。
後半は、Prologというプログラミング言語を習います。

火曜日
ハードウェア構成法の実験をします。
回路をソフトウェア的に実現することを目指します。

木曜日
オペレーティングシステムの実験をします。
実際に、小規模なオペレーティングシステム(の一部)を作ってみることを目指します。


 

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Last updated on 5 May, 1999