授業紹介

実際の授業をいくつか文書におこしてみました。
先生方の仮想講義を体験してみてください。
情報科学科の講義は90分授業です。
午前中の講義は10時15分から、午後の講義は13時から始まります。
14時45分からの講義がある曜日もあります。
内容の説明は、なるべく専門用語を使わないで書いたつもりですが 分からない言葉があったら用語集を参考にして下さい。
また、下の説明にもありますが、3年生冬期には通称 「プロセッサ実験」と呼ばれる
「何人かでチームを組んでプロセッサ基盤コンパイラを作る」
つまり

「簡単なコンピュータシステム一式を作る」

という一大演習が用意されています。
3年生夏期授業
3年生冬期授業
4年生夏期授業
4年生冬期授業

2年生冬期授業

2年生の冬季は、以下の必修科目の他に、選択科目を4単位履修します。
選択科目としては、数学科や物理学科の必修科目が推奨されていますが、
理学部の他の学科や、多学部の科目を選択する手もあります。
(3年以降の授業に直接関係があるって訳でもないし。)
科目名 担当教官 授業内容 内容の説明
情報数学 阿久津達也 情報科学の基礎の内、以下のものについて講義する:情報理論、通信理論、代数(、特に有限体)、関係グラフ理論の初歩。 説明
形式言語理論 宮野悟 形式言語とオートマトン、及び計算可能性の初歩について講義する。
形式言語とオートマトンについては、正則言語有限オートマトン文脈自由言語を中心に。
計算可能性については、チューリング機械とその停止性問題に関して。
説明
計算機システム 益田隆司 逐次計算機の構成、動作原理について講義する。
内容は、機械語、数の表現法、番値指定の方式、入出力割り込みアセンブリ言語によるプログラミングなどである。
説明
アルゴリズムとデータ構造 品川嘉久 計算機の成立、計算機による問題解決とプログラミング、アルゴリズムとプログラム言語、データ構造、リストとリスト処理、二分木ソート、集合の表現と探索、文字列の照合。 説明
アルゴリズムとデータ構造演習 品川嘉久・浅井健一 「アルゴリズムとデータ構造」に関する演習を、Scheme によって行う。 説明

3年生夏期授業 

科目名 担当教官 授業内容 内容の説明
離散数学 今井浩 離散数学の内容。即ちグラフ理論、最適化 説明
言語処理系論 萩谷昌己 コンパイラ構築のための理論と実際  説明
ハードウェア構成法 小林芳直 ASIC論理回路設計の説明をする。ブール代数を基礎にして、カウンタ演算回路順序回路の設計法を最新のテクノロジーをターゲットにしてHDLを使って説明する。後半では回路を実装した時のノイズ・イミュニティEMI対策を予定。 説明
情報論理 辻井潤一 命題論理一階述語論理証明手続きゲーデル不完全性定理 説明
オペレーティングシステム 益田隆司・清水謙多郎 オペレーティングシステムの機能及び構造について、実際のシステムの例も挙げながら、その基礎を論じる。主な内容は、プロセスプロセス間の同期・通信仮想記憶、ファイルと入出力、セキュリティなど。 説明
情報科学演習I 各教官 離散数学、情報論理の演習 説明
情報科学実験I 各教官 計算機アーキテクチャ、ハードウェア、システムソフトウェア、に関する基礎実験 説明

3年生冬季授業

科目名 担当教官 授業内容 内容の説明
知能システム論 辻井潤一・
森下真一
人工知能認知科学の基礎理論と方法論、および、自然言語処理の基礎につい て解説する。 説明
言語モデル論 米澤明憲・
小林直樹
様々な計算モデルとプログラミング言語の諸概念。λ計算、プログラムの意味定義法、型理論の基礎等。 説明
計算量理論 今井浩 TM計算量NP完全近似アルゴリズム 説明
計算機構成論 平木敬 計算機アーキテクチャの基礎、計算機の設計方式、計算機高速化方式、性能評価。 説明
連続系アルゴリズム 小柳義夫数値計算に必要な基本的知識、アルゴリズム 説明
情報科学演習II 各教官 計算量理論の演習、連続系アルゴリズムの演習、等。 説明
情報科学実験II 各教官 小さいコンパイラをつくる、システムプログラミング実験、計算モデルの実現、等 説明

4年生夏季授業

4年生の夏季は、情報科学科及び他学科の科目を5つ以上選択します。
必修は、情報科学演習IIIだけです。
科目名 担当教官 授業内容 内容の説明
情報科学演習III 各教官 短期間ずつ幾つかの研究室を廻わり、初歩的なプロジェクト研究を行なう。 説明
データベース論 品川嘉久・
高木利久・
森下真一
データベースシステムの基礎的原理、方法論。特にデータモデルの理論的基礎、問合せ言語、データベースシステムの構築例、等。
・演繹データベース、オブジェクト指向データベース、ゲノムデータベース、等。
トランザクション管理、分散データベース管理、問合せ最適化技術、等
説明
ビジュアル情報論 西田友是 コンピュータ・グラフィクスの基本的な部分を講じる。 説明
計算アルゴリズム論 小柳義夫・
今井浩・
阿久津達也
並列数値・離散アルゴリズムについて講究する。
・「離散・幾何構造を通した情報科学的アルゴリズム研究」について講究する。
・文字列マッチングを中心とした離散アルゴリズムについて講究する。
説明
分散・並列システム論 平木敬 分散・並列システムのアーキテクチャおよびソフトウェアに関する基礎事項を講義 説明
計算機言語論 米澤明憲・
萩谷昌己・
小林直樹
関数型言語オブジェクト指向言語、並列言語などに関連する基礎事項を講義する。
・プログラムの変換と合成に関する話題について解説する。
説明
マルチメディア情報処理論 品川嘉久・
坂村健
音声や動画を含む様々な種類のメディアを取り扱うマルチメディアシステムについて、データ構造、実現のためのアーキテクチャユーザインタフェースなどの面から解説する。また、その構築基盤となるリアルタイムシステムについても概説する。 説明
生命情報論 萩谷昌己・
高木利久・
宮野悟・
清水謙多郎
生命情報に関する種々のトピックスに関して講義する。 説明
情報科学特別講義I 吉原郁夫 人に近い情報処理は計算機科学の夢である。知識、認識、判断を扱う(単なる数式モデルでない)技術がいろいろ出現している。本講義では、ファジィニューロGAを中心に、その基礎と実システムへの応用について述べる。 説明
情報科学特別講義V 榎本龍彌 VLSI回路論:VLSI(マイコン、メモリ等)の製作技術、デバイス構造、回路技術を概説し、システム・オン・チップに向けての設計技術/CAD技術を考察する。 説明

4年生冬季授業

科目名 担当教官 授業内容 内容の説明
情報科学特別演習 各教官 研究室に分属して卒業研究を行う。 準備中
論文構成法 M.マクドナルド 英文技術論文の書き方、及び英語による口答技術発表の基本的な方法を教示する。 説明
情報科学特別講義III 上田和紀・佐藤健 非数値処理分野の問題を適切にモデリングし、プログラムするためのパラダイムのなかから、論理プログラミング(logic programming)と並行論理プログラミング(concurrent logic programming)をとりあげて具体的に解説する。前者を通じて論理による知識表現と推論の枠組を学び、後者を通じて並行並列記号計算の基本的な考え方を習得する。可能ならば、並列計算機による実習を交える。 説明
情報科学特別講義IV 佐々木建昭 数式処理のシステムと算法。1、数式処理システム(代表的外国産システムと国産システムGAL)2、代数的算法(因数分解、コンピュータ環論、積分)近似的代数算法(GCD、連立代数方程式)。 準備中

 

〔トップページへ〕
<vu@is.s.u-tokyo.ac.jp>

Last updated on 5 May, 1999