情報科学科の先輩に聞く!

第1回「気鋭の技術者集団」ができるまで

自己資金にこだわる
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――PFI設立にあたって、いろいろ考えがあったと聞きました。

西川 起業した当初は、事業の方向性はそれほどはっきりしていませんでした。ただ、「自分たちで作った技術を元にしてビジネスをしていこう」と、それだけは話し合って決めましたね。相手先から注文を受けて製品を作る、いわゆる「受託生産」はしないという方針です。この方針は、起業4年目になったいまも変わっていません。

西鳥羽 それと、自己資本にこだわることも話し合って決めています。

西川 外部資本を導入せずに自己資本でやっていく、ということです。僕らには新しい技術を生み出したいという思いがあるけれど、新しい技術はすぐに収益に結びつくとは限りません。5年、10年と時間がかかる場合もあります。でも、外部から資本を受け入れると、なかなか5年、10年とは待ってくれない。6カ月後にどのくらい収益があがるか、そんな観点から判断されることが多いんです。すぐには収益に結びつかない技術も探っていきたい僕らとは合いそうにないと考えています。
あ、でも、お金がいらないわけではないんですよ(笑)。

岡野原 そんなわけで、最初の1年はソフトウェアを作ることに注力しよう、最初は無給で、製品が売れはじめたらそこから給料を出すことにしようと、みんなの合意のもとにPFIはスタートを切ったんです。