情報科学科の先輩に聞く!

情報科学科OB座談会「情報のグローバリゼーション」世界が舞台のスゴイ先輩たちが語る“モノ作り”の世界

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第4回 ビジネスと情報科学

専門の知識は必ず生きてくる
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――私(夫)は高校時代に「離散数学」を知り、アルゴリズムに興味を持つようになりました。それで情報科学科に来ています。博士課程まで進みたいと思っていますが、この研究分野が社会で役立つのかと思うことがあります。もっとトレンドを意識したりしたほうがよいのでしょうか?

鎌田 そこはあまり意識しなくてよいですよ。

飯沢 そうですよ。どんな研究領域でも、博士論文がそのまま実業界で役に立つということは少ないものです。それよりも、博士課程では、自分で課題を見つけてちゃんと解く、“問題設定能力”や“問題解決能力”が育成されるでしょう?

鎌田 そこが大事。うちの会社も博士を新卒採用していますが、あまり研究内容にはこだわらなくて、“問題設定能力”を重視しています。

清水 そうはいっても、博士課程の3年間は短い時間ではないし、焦ってしまったりするのかもしれませんね。先ほど、10年先の世界は見えない、がらりと変わる可能性があるという話がありましたけれど、これは、実際にそうです。いまこうして仕事している僕たちも実感している。でも逆に言うと、みんなが見えない10年後に向かって進んでいるのだから、自分の興味を大事に研究していくのが賢明でもあるんですよ。専門の知識は必ず生きてくるのだから、焦らずにいまの研究を続けていくとよいと思います。