本文へジャンプ

  • HOME
  • 講演会情報

講演会情報

形式意味論を利用した自然言語の意味解析と含意関係認識
講演者:峯島宏次(お茶の水女子大学)
平成31年3月8日(金)15時30分〜17時 理学部7号館2階214講義室
自然言語の形式意味論の研究は、数理論理学に基づいて人間の意味理解の形式的モデルを作ることを目標とし、量化や照応、テンスとアスペクトといった個々の言語現象に対して深い分析を与えることに一定の成功を収めてきた。近年、組合せ範疇文法(CCG)などの現代的な統語理論に基づくツリーバンクが構築され、それに基づいて高精度の構文解析器が開発されるにつれて、形式意味論の知見を実世界のテキストの解析に活用する試みが現れ始めている。さらに大規模データからの機械学習を組み合わせることで、大規模な知識ベースのもとでの推論や文間の類似度の判定といったより頑健で柔軟なシステムの構築を目指す試みもある。本講演では、こうした最近の進展を交えて、特に形式意味論に基づいてテキストを意味表現に変換する意味解析の手法と、定理証明に基づいて文間の含意関係を判定する含意関係認識の手法の現状について解説する。