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講演会情報

並列計算基盤における生産性と性能の両立に向けて
講演者:津邑公暁(名古屋工業大学)
平成29年12月22日(金)16時〜17時30分 理学部7号館地下007講義室
デナード・スケーリングの終焉により,汎用プロセッサの性能向上はマルチコア化に代表されるように並列処理に頼る形へと舵が切られている。マルチコアのような共有メモリ環境では,ロックやバリアといったプリミティブを用いて,プログラマが排他制御や同期に注意を払う必要があるが,これらは十分に抽象化された枠組みではなく,生産性に大きな問題を抱える。「京」などのスパコンを頂点とする大規模なHPC(高性能計算)プラットフォームでは,メニーコア・メニーノード化により,膨大なコア数を活用するための並列プログラミング環境の重要性がますます増大しており,この問題がより深刻となる。本講演では,これら既存の枠組みを補完・代替し得るものとして期待されている「トランザクショナル・メモリ」を紹介する。特に,商用プロセッサにも実装が始まっているハードウェア・トランザクショナル・メモリについて,講演者が行っている性能改善のための研究も交えつつ解説する。